読むラボ

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知的好奇心

知的な冒険へと私たちを駆り立てる好奇心は、より楽しく豊かな人生をもたらします。一冊の良書があれば、そこから冒険が始まります。そして語り合える友がいれば、冒険はスペクタクルに変わります。読むラボはそのために生まれました。

批判的読書

新たな知を求める、私たちの冒険の推進力は批判的読書です。「なぜ」「どうして」という批判を通じて私たちを高めてくれる著作を、読むラボは大切にします。そして、注釈や文献資料の扱いを見ることが、良書を見分ける助けになります。 

コミュニケーション

近代西洋文明が失った習慣の一つが音読です。中世修道院の図書室は、予想に反して静謐ではなかったようです。すべてを個に帰す近代化に沿って黙読が定着し、他者との接点が一つ失われました。

他方、現在はコミュニケーションが喧伝されますが、その行為に力点が置かれ、語るべき「何を」の大切さが見失われています。読むラボはその「何を」のところに共通の「読書」を入れることで、個への過剰な指向性をやわらげるとともに、味わい深いコミュニケーションの協奏を目指します。